今回は京都市右京区にあるさがの温泉 天山の湯の御紹介。

阪急京都線と連絡する四条大宮から西院を通って嵐山まで結ぶ京福電鉄有栖川駅のすぐ南西側に位置し、三条通に面している。
なお阪急電鉄・能勢電鉄や京福電鉄では期間限定で「阪急・嵐電1日周遊パス」を発売しているので、電車を使って行かれる場合には、阪急電鉄や京福電鉄のお得な切符のページをサイトをご覧になることをお忘れなく。
スーパー大国屋の駐車場の一部を使って立てられた建物は、外観・内観ともに和風の趣となっている。2階に受付があり、ここでバーコードつきのロッカーの鍵を受け取り、入浴することになる。なお館内の設備はすべてこのバーコードで行われ、退館時に入浴料も含め支払うことになる。
浴室への入り口には足湯が設けられており、ここで待ち合わせをすることも出来る。
屋内にはジェット風呂やその他のよくある浴槽が一通りそろっている。いずれも白湯であり、残念ながらかなり塩素の匂いが漂っている。また男性側にはサウナ・女性側には通常のサウナにあわせて塩サウナもあり、いずれも定期的に熱せられた石に水が掛けられることによって発せられるロウリュを楽しむことができる。男湯側のサウナには大型プロジェクターが備え付けられているのが売りのようではあるが、それほど魅力のあるものではない。
屋外へ出ると大き目の浴槽が2つ、そのほかにも寝湯・壷湯が設けられている。源泉の温度は34.3℃のため加熱されているのだが、片方の浴槽はちょっと熱めで、もう一つのほうは除鉄されたややぬるめの温泉が注がれている。。寝湯は頭のほうから一定量のお湯が流れ続けており、湯冷めすることがなく寝ることが出来るようになっている。壷湯はかなり大きめで、大人2人が楽々入ることが出来る余裕がある。こちらは泉温が低めであり、長湯に向いている。
露天風呂の真ん中には源泉がそのまま湧出しているところがあるのだが、かなり塩辛い。低温・高張性・中性のナトリウム・カルシウム塩化物泉なのだが、京都では最近よく見られる泉質である。。加水はなし、加温・消毒・循環ありの温泉ではあるが、泉質そのものはかなり良いようであり、上がった後も湯冷めしにくく、肌もすべすべする。
ここの特徴としては浴室と食堂や休憩室の行き来が自由なことであり、食事をしてから再入浴といったようなことも出来る。ただし休憩室は食堂と同じ大きな部屋の一室を区切っただけの小さな畳の空間であり、あまり落ち着いて休むことは出来ない。
なお料金は一般1000円・会員900円・ライフカード提携のクレジットカード所有者700円となっているが、会員証は1年毎の更新でその度ごとに200円がかかり、また風呂に入るためだけにクレジットカードを作るのも面倒なことである。この点は利用者本位の改善が望まれるところであろう。
また例年12月から3月まではスルッとKANSAIとタイアップしたキャンペーンが行われ、PiTaPaやその日利用したスルッとKANSAIの各種カードを持参すれば割引になるサービスがあるため、これを利用すれば安く入浴することもできる。
参考リンク
京都市右京区・天然温泉 銭湯 天翔の湯 大門湯
京都市西京区・京都竹の郷温泉 ホテル京都エミナース
京都市西京区・京都桂温泉 スーパー銭湯 仁左衛門の湯