今回は「お風呂屋さん的京都案内」の運営者であり、また「京都極楽銭湯案内」の著者でもあるウィルさんの主催による集まりが行われ、関西一円のお風呂好きや、銭湯経営者など計20名ほどが集まった。
京極湯さんの御好意で釜場を見学させていただくという、めったにない体験をさせていただくことができた。
ここ京極湯さんはすでに京都では珍しくなってしまった薪でお湯を沸かしておられる。上の写真の量で冬は3-4日、夏は1週間ほどの消費量になるそうである。薪は山科にある建築屋さんからの廃材を利用しておられるとのこと。夏場は薪でお湯を沸かすのは大変な重労働だそうだが、異常な原油高が続く昨今では大変助かっておられるようである。
釜は近くの鉄工所製であり、重油も燃料として併用できて、その寿命は10-15年程度。水に鉄分などが多いとその寿命も短くなるそうである。ちなみにこちらの釜はすでに15年ほど利用されているとのこと。またこちらの水はすべて地下水を12-3mぐらいの深さから汲み上げて使っておられる。また右の写真は熱交換器で、排水の熱で新しい水を温めて熱を有効利用しようというものである。
昔ながらのお風呂屋さんらしく、脱衣場には柳行李が置かれている。いかにも古くからの街・西陣といった風情である。浴室内にはジェット風呂・電気風呂・スチームサウナ・深風呂・浅風呂・水風呂がそろっており、電気風呂の強さは強からず弱からずといったところで、ちょうど心地がよい。
かつて千本通に市電が走っていた頃はこの辺の賑やかだったのだが、今はその面影も乏しい。とはいえ、魅力があるお店も数多く残る地域であるので、お時間があるときにでもぜひどうぞ。そんなお店の一つが「ヘルメス」である。





