京都駅八条口の東側にあるアバンティーの東側を南北に走る竹田街道を南へ向かい、左側(東側)に山王交番のある1つ目の交差点を左に曲がってすぐ右側(南側)に九重湯は位置する。

今回は「お風呂屋さん的京都案内」の運営者であり、また「京都極楽銭湯案内」の著者でもあるウィルさんの主催による集まりが行われ、関西一円のお風呂好きや、銭湯経営者など計22名が集まった。定休日を利用させていただいての集まりであり、男女ともに男湯の脱衣場に集合。参加者の一人に非常に大衆食堂に詳しい方があられたので、その方の選択によるいくつかの食堂からの持ち帰りメニューが脱衣場の床の上に並ぶという、一風変わった集まりである。
さて肝心のお風呂のほうだが、本日は定休日ということもあり、男女両方の脱衣場と浴室へと入らせていただくことになった。ただしこちらの場合は男女ともほとんど作りに差異はない。昔ながらの細かいタイル張りにジェット風呂や浅風呂・深風呂などが並ぶ。そしていまや絶滅寸前の人間洗濯機。中にはネオンランプがついており、真ん中からは泡が出るようになっている。
入り口のほうは、暖簾をくぐるとすぐに番台と下駄箱、そして脱衣場が目に入るという昔ながらの京都形式の銭湯である。
御主人にお伺いしたところ、やはり場所柄、列車やバスを利用される観光客の利用者も多いとのこと。京都駅周辺でお風呂に入れるところを探す人たちにはぜひ覚えておいてほしい銭湯である。