今回は大阪府箕面市にある天然温泉「箕面湯元・水春」の御紹介。

無料送迎バスは阪急千里線北千里駅の北側高架下を経由し、さらに北大阪急行・大阪モノレールの千里中央駅の北東側にある千里ライフサイエンスビル北側を経由する。
ゲームセンターやレストランなどの娯楽施設などのある総合施設の2階に温泉は位置する
まず大きな特徴としては、受付の内側にあるレストランや休憩所・理髪店などを利用した後の再入浴が可能なことである。このため長時間の滞在も可能となっている。ほとんどの同種の設備にて再入浴ができないことを考えるとこれは大きな利点であろう。ただし言うまでもないが、受付の外にある設備を利用した後の再入浴は不可能である。
脱衣場から屋内浴室へ入るとまずジェット風呂やサウナ・水風呂などがあり、さらに隣の浴室には日替わりの湯もある。洗い場の数もかなり多い。露天へ出ると壷湯・電気壷湯・桧風呂・腰掛湯・寝転び湯などがそろっており、かなりその規模は大きい。露天の一番奥には漢方薬草サウナもあり、蒸気とともに漢方の成分を身体に取り込むことができる。これはなかなか心地がよい。
さて肝心の温泉であるが、岩風呂のみに使われている。一番上の岩風呂に源泉が注がれ、ここだけが掛け流しとなっており、お湯はほんのりと白濁している。その後順番に下の岩風呂へと流れていき、こちらではお湯が循環して使われている。低張性・弱アルカリ性・低温泉のナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉であり、療養泉の認定を受けているというのがうたい文句ではある。
ただ残念ながら館内の表示を見ると、加水・消毒・循環・加温ともにありとなっている。湧出量が毎分26リットルと少ないゆえ仕方ないのではあろうが、それならばもっと浴槽を小さくするといった方法もあるはずである。採算面を考えると規模を大きくせざるを得ないのだろうが、せっかく源泉の質が良いであろうことが想像できるだけに、もったいない気もする。とはいえ、肌が非常につるつるするいい泉質であることには違いない。2005年12月19日に配管などの設備を更新して温泉の使い方を改良した結果、前よりもつるぬる感が増したような気もする。
ただ設備の面では充実した設備であることは間違いなく、再入浴できることも考え合わせると、休みの日にのんびりと過ごすには悪くない場所である。ただし場所柄、子供が多いことだけは覚悟されたうえでどうぞ。
2006年8月1日追記
2006年8月より阪急箕面駅への無料送迎バスが廃止され、阪急北千里駅・北大阪急行・大阪モノレール千里中央駅への路線に一本化され、30分毎の運行に変更された。また千里中央での乗り場もこれまでの千里阪急ホテル前から千里ライフサイエンスビル北側へと変更されているので、お間違えのないように。
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