
山中湖沿いに走る孫道136号線と東富士五湖道路に挟まれた場所に紅富士の湯は位置する。最寄のバス停は富士急バス・花の都公賊入口である。
山中湖村が100%出資する会社が運営していることもあり、村民には大幅な入浴料の割引がある。それ以外の人もここから割引券を入手できるので、訪れる場合にはお忘れなく。
規模はかなり大きいのだが、場所柄かなり混みあう。レストランや食堂、その他の設備は一通りそろっている。
浴室へ入るとジェット風呂や乾式サウナのほかに、足をお湯につけながら入るミストサウナやぬるめの源泉をそのまま注いである「源泉ぬる湯」などがある。そして露天には泉温の違う浴槽が2つあり、天気のよい日には富士山を見ることができる。冬季の週末のみ朝風呂があり、そのときには真っ赤に染まる富士山を望むことができる。これが「紅富士の湯」の名前の由来である。
泉質は低張性・アルカリ性・低温泉の単純温泉であり、加温あり、そしておそらく循環・消毒ありと思われる。残念ながら年々客数が増えており、多少泉質も落ちているような気がしてならない。湯温も低めのため長湯すること自体は可能なのではあるが、混雑の凄さがそれを許さない。混雑時には洗い場にも行列ができる。せめて洗い場の数だけでも改善していただきたいものである。