今回は沖縄県那覇市泉崎にある「沖縄かりゆし琉球ホテル・ナハ」にある屋上展望浴場の御紹介。
本土から沖縄を訪れた際になんと言っても困るのがお風呂である。何せこちらでは浴槽につかる習慣というのがない。ホテルなどならともかく、民宿などでは浴槽そのものがないのが一般的である。銭湯もあるにはあるが、数も少なくなった上に、必ずしも設備は整っていない。最近沖縄にもスーパー銭湯はできつつあるが、ほとんどが郊外の車でしかたどり着けないところにある。
そのような中で、この沖縄かりゆし琉球ホテル・ナハは那覇の中心街である泉崎に位置し、ゆいレールの旭橋駅・県庁前駅からも徒歩圏内と好立地であり、那覇市内の民宿などに泊まる人たちにとっても非常に使い勝手が良い。
まず受付で料金を支払い、タオル・歯ブラシ、そして男性は髭剃りを受け取る。なお脱衣場内にロッカーはないので、貴重品は受付で預かってもらう。その後エレベーターで最上階の10階へと移動。
脱衣場から浴室へ入ると一つ気づくことがある。天井がないのである。悪天候時に掛けるような可動式のテントのようなものも見当たらない。台風の直撃することも多い沖縄でそのようなときにどのような対応をしているかは謎である。当然のことながら、冬でもこのままの状態である。なお洗い場もここにある。
浴槽は普通のジャグジーとアロエの入ったジャグジーの2つ。サウナその他の設備はない。浴室の2面が大きな窓となっており、那覇の夜景を眺めながら入ることが出来るが、取り立ててそれほど美しいものではない。
たった525円でタオルもついた手ぶらでの入浴が可能な都心の穴場。那覇を訪れられた場合にはぜひ一度御利用を。