前の記事 TOP 次の記事

2005年07月04日

ソウル市鍾路・里門ソルロンタン

最終更新2008年7月21日


今回はソウル市鍾路にある「里門ソルロンタン」の御紹介。

地下鉄1号線を鍾閣駅で下車。交差点の北東側へ出て鍾路タワーの北側に回るとこの建物が見えてくる。

ソウル市鍾路・里門ソルロンタン全景 ソウル市鍾路・里門ソルロンタン玄関

いかにも伝統を感じさせるこのお店、実は開業100年を越えるお店なのである。韓国の飲食店でこんなに長い歴史を誇るお店は非常に珍しい。実はそれには社会的な背景がある。

韓国という国は日本では考えられないほどの様々な社会的差別で満ち満ちた国なのである。女性差別・身障者差別・地域差別・外国人差別、そして職業差別。その醜さをよく知っている人ならとてもこの国を高くは評価しないことは間違いないほどなのである。

特に飲食業や宿泊業のようなサービス産業は一段低く評価されており、たとえ飲食業で大当たりしたとしてもすぐに他人に売り払って、自分自身は社会的評価が高いとされる職業に変わろうとする傾向が激しいのである。だから飲食店の前でその店の主人らしい人が手持ち無沙汰にぶらついている光景をよく見かける。あるいは会計にいることも多い。これはこの国では厨房に立ったりすることが社会的に高く評価されていないことの現われなのである。日本だとオーナーシェフなどというのは当たり前の存在なのだが、この国ではなかなか考えられないことなのである。

そういった非常に歪んだ社会構造を持つこの国の中ではこのような長い伝統を持つ飲食店は本当に珍しい。それだけに味のほうも実に奥深いものがある。

テーブルにはソルロンタン専門店では定番である白菜キムチ・カクトゥギ・青ねぎ・塩・胡椒が並び、好みに応じて味付けしてから食べる。時々味を付けずに食べて味がなかったと勘違いされる方もおられるので、お忘れなきように。

ご飯と白湯スープの上にはククスという麺が入る伝統的な形のソルロンタンである。ちなみにご飯は別にアルミ製の器に入ってくるお店が多いのだが、このお店では最初からスープの中に入れられた状態で供される。普通の肉以外のいろいろな部位も入っているのだが、まったく癖はない。食べれば食べるほどに付け合せのキムチやカクトゥギのほうへも箸が伸びる。これらをスープの中に入れてから食べても良い。

奥深い伝統を感じさせる里門ソルロンタン、皆さんも一度どうぞ。


関連記事

 シンソンソルロンタン





この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。


posted by paipatiroma at 22:01 | 韓国の食べ物・旅行・その他

前の記事 TOP 次の記事




Powered by Seesaa