場所柄一般人が出入りすることも少なく、営業時間が月-土の早朝6時ごろからお昼の1時ごろまでと非常に特殊な時間帯のため、あまり知られることも少ないようである。
場所は少々説明するのが難しい。まずはこの地図を見ていただきたい。最寄り駅はJR山陰線の丹波口駅。改札を出て左に曲がり、五条通を西へと向かう。1つ目の信号を左に曲がるともう中央卸売市場の中になる。京都リサーチパーク前バス停からだとすぐ東側の信号にあたる。そのまままっすぐ南へと向かうと、途中で右側に広い通りが見えてくる。これが花屋町通りである。さらにそのまま進むと右手に東西に伸びる建物が見てくる。この建物の中に入りひたすら西へ向かって歩く。一旦屋外に出るが、次の建物が11号棟であり、この建物の中に石田食堂は位置する。
あるいは西側から入るほうがわかりやすいかもしれない。丹波口駅からだと2つ西側の信号が七本松通であり、ここを南へと進む。または七条千本バス停で下車してすぐ西側の信号を右に曲がって北上してもよい。通りの東側に京都中央郵便局市場出張所が見えてくるので、その南側の通路を東へ進むと先述の11号棟にたどり着く。
メニューにはラーメンと書かれているが、お店の人は「おそば」と呼んでいる。他にもワンタンメン・焼き飯・カレーライス・白豚スープなどのメニューがある。早速おそばをたのむ。
麺は京都のお店としては非常に珍しい細麺であり、かなり柔らかい。よく見ると太さが不ぞろいなのがわかるのだが、なんとこの麺はお店にて手打ちで作られているのである。人によって好き嫌いの別れる麺ではあろうが、こしはしっかりしており、なかなか伸びない。スープのほうはこれまた京都としては珍しい鶏がらに加えて鰹や昆布のよくきいたスープで、非常にあっさりとしていて優しい味であり、いくらでも飲めそうな味わいである。しかもあっさりとしているのにこくがあり、後味がしっかりと残るスープである。中部地方の方にはスガキヤのスープを非常に上品にした味とでも言えばわかっていただけるであろうか。
焼き飯もここの人気メニューの1つである。ちなみに一度白豚スープを頼んだことがある。ラーメンより値段が高いため、おそらくこのスープがたくさん飲めるうえに焼豚が楽しめるのかと思っていたのだが、なんと小さいお茶碗程度の大きさの器にスープが入ってきたうえに、ご飯と少々の焼豚が出てきただけであり、かなり期待はずれのものであった。やはりここは王道のラーメンか、半分サイズの焼き飯といっしょになった「焼き半」をたのむのが無難であろう。
舌に肥えた市場の人たちが愛する庶民の味、もし近くに立ち寄られた場合には是非どうぞ。なお原則として市場の定休日が休みとなっており、日曜のほかに月2回ほど水曜もお休みとなる。詳しくは中央卸売市場のサイトにて確認を。またこの市場の中には他にも早朝から営業しているお店がたくさんあるので、朝早くからお腹が空いた人はいろいろな店を巡るのも良いであろう。
関連リンク
京都市下京区・京都市中央卸売市場内 食堂街





