近くにある鉄道駅に入ったのだが、何か入り口で声をかけられる。若い私服の女性なので特に意味もないだろうと思っていると今度は制服姿の男性が。乗客以外は入ってはいけないのだそうである。改札の中というわけでもないはずなのだが、そういうことになっているらしい。
街角で見かけたこんなタクシー。バイクを改造したタクシーでココナツをイメージしてあり、その名もココタクシー。

これとは対照的なのがクラシックカーを使用した乗り合いタクシー。こちらは基本的に外国人は乗ることができない。

メーデーが近いからか、こんな表示をよく見かける。ハバナではほとんど見かけなかったのだが。やはりここサンティアゴ・デ・キューバが革命始まりの地だからだろうか。

メーデー・フィデル(カストロ)とともに
平日にもかかわらず道に屋台がたくさん立ち並んでいる。何かのお祭?

石段にPAが置かれ、そこから大音量で音楽が流れる。それを聞きながらステップを踏む観光客たち。



キャンディーを売る女の子の姿も。

こちらではビール販売の屋台が。持参した瓶などに詰め替えて販売しており、350mlで6MN(約30円)。缶入りの4分の1程度の値段。

こちらは柑橘類の一種の皮をむいてジュースを販売中。

今日も昼食はPlaza de Doloresへ。広場の南側にあるお店へ入る。もちろん今日も昼からモヒート。お店の中ではなぜかバンドが演奏の練習中。客席へ向かって聞かせているわけでもない。ちょうど演奏中の曲はBYSCでおなじみの「Chan Chan」。

そういえば今日もいろいろな銀行や両替所を見て回ったのだが、日本円が両替できるのはPlaza de Doloresのすぐ北で、Jose A SocoとPorfirio Valienteの角にあるBanco Internacional de Comericioと、Plaza de Doloresのすぐ西で、Aguilera沿いにあるCADECAの2か所だけ。そのほかには見当たらなかった。もちろん窓口でのキャッシングはどこでもできる。
結局この他にはラム博物館を見学したぐらいで、ただひたすら街中を歩いているばかり。それでもさすがに街全体が世界遺産に指定されているだけあって、それだけでも満足した気分になれるのである。
早い目に宿へ戻って一休み。たった1泊ではあったが、まるで家族のように扱ってもらって非常に居心地のいい場所であった。ここからハバナで紹介してもらった宿のほうへ電話をしてもらい、予約も完了。もうここまで来れば自分で宿を探そうという気になれないほど気分的にのんびりとしてしまったのである。
ちょっと早い目にここで食事を済ませる。今夜は鶏のフライ。これまたさくっと揚がっており、外食するよりも美味しい。もちろん付け合せのご飯とサラダもたっぷりと。
既に乗車券は購入していることもあり、30分ほど前に着くつもりでタクシーを呼んでもらう。10分ほどでターミナルに到着。荷物を預けるのだが、例によってチップ攻勢。モロッコあたりの同種のふっかけと比べるとしれたものだが、こののんびりとした雰囲気の中でやられるとちょっと場違いな雰囲気にむっとしてしまう。
19時にトリニダーへ向けてバスは出発。運賃は33CUC。今日の乗車率は4割程度。やはり今夜もバスは寒い。今夜のバスは何ヶ所もに止まりながら目的地へ向かって走っていくようである。そのためか、今夜は夜食が配られる様子もない。