阪急・JR宝塚駅で下車、駅の南側にある宝来橋を渡った袂にこの「ナチュールスパ宝塚」は位置する。かつてここは宝塚市の第三セクターが「市立宝塚温泉」として経営していたのだが、開業からたった1年半で休業・破産に至った経過があり、その後JTBグループの「ジェイコム」という会社が指定管理者として指名され、営業が再開された。
以前は水着を着てはいる男女共用の施設がほとんどだったものを、営業再開に際してそれらを男女別の設備として振り分け、女性側のほうが設備が多くなったため、女性側のほうが男性側よりも値段が高く設定されている。
さて、建物のほうは安藤忠雄氏の設計によるものであり、外観の方はいかにもそれらしく出来上がっている。受付で靴箱の鍵と交換にバーコード付きのロッカーキーを受け取る。このバーコードによって館内すべての精算を済ませることになり、支払いは退館時に一括して行うことになる。支払いはクレジットカードでも可能である。また岩盤浴の時間予約もここで行うことになる。なお4階ジャグジー用の水着もここで借りられるが、男性は無料、女性は有料となっている。
エレベーターで女性は2階、男性は3階へと上がる。温泉は源泉をそのまま使った金宝泉と源泉を濾過した銀宝泉の2種類。残念ながら、両方とも加水・消毒・循環・加温ありとなっている。おそらく湧出量が少ないためであろうが、濃厚で良好な源泉のため、残念である。源泉は炭酸ガス・放射能を共に含む良い泉質のはずなのだが、加温によってその特徴が失われているように思える。
それからもう1つ残念なのは、その浴室の形。安藤氏の設計によくある三角形を多用した形のため、部屋や浴槽のいたるところに鋭角が見られ、空間の使い方が大変非効率的になっており、ただでさえ狭い空間がより狭く感じられてしまうような設計になっている。
4階屋上には男女共用のジャグジーがあり、水着を着用して入る。取り立てて特徴のある設備ではない。このほかにも女性浴室にはジェット風呂などの設備が備え付けられている。
2006年2月には女性専用の岩盤浴が新設され、さらに4月11日からは3階の岩盤浴は男女兼用となった。ただし4階の岩盤浴のほうは女性専用のままである。角閃石とローズ岩塩の2種類の岩盤があるので、お好みの方をどうぞ。ただし人気のため、かなり混雑しているようである。
温泉利用だけでは少々高いように思えるが、岩盤浴と合わせて使う場合には他所より割安な設定にされているように思われる。というわけで、利用される場合には岩盤浴と一緒にどうぞ。





