今回は京都市西京区にある「京都桂温泉 仁左衛門の湯」の御紹介。
阪急京都線の桂駅西口から無料の送迎バスがある。車の場合は京都の中心街から国道9号線(五条通)を西へ行くと、千代原口交差点のさらに西側にその看板が見えてくる。
2階が受付となる。左右の浴室が日替わりで男女入れ替わりとなり、2006年は7・9・10月が奇数日に男性が左側の岩風呂、女性が右側の檜風呂、8月・11・12月が奇数日に男性が右側の檜風呂、女性が左側の岩風呂となる。
なお右側の檜風呂のほうが温泉スチームサウナがあったり、塩サウナが大きかったりと全般的に設備が充実している。
両浴室ともに温泉を使った大浴槽・地下水使用のジェット浴槽・乾式サウナ・塩サウナがそろっており、塩サウナでは塩が使い放題となっている。これは京都の同種の施設ではあまりないサービスである。
右側の檜風呂側だけにある温泉スチームサウナは他にあまり見ない設備であり、腰まで温泉につかりながら、上から噴霧される温泉を浴びるという設備であり、大量の発汗が促される。寒い季節には最適の設備であろう。
泉質は1号泉が低張性・弱アルカリ性・低温泉のナトリウム炭酸水素塩泉であり、泉温は25.7℃、湧出量は毎分79リットル、2号泉が低張性・弱アルカリ性・高温泉のナトリウム塩化物炭酸水素泉温泉で、泉温は44.9℃、湧出量は140リットル。源泉風呂は1号泉・2号泉とも加水・加温・循環・消毒なし、大浴槽や露天風呂は加水なし・加温・循環・消毒ありとなっている。1号泉は非常にとろとろとした泉質で、湯上り後は肌すべすべする良質の温泉である。色・香りはともにない。2号泉は若干塩分が感じられ、鉄分や硫黄臭も若干あり。こちらの源泉風呂は加熱していないにもかかわらず少々熱く感じられるぐらいである。
ちなみに回数券は月-金の平日のみ使用可となっているが、数年前からのスーパー銭湯増加による競争激化の影響か、期間限定で土・日・祝日も使用可能というサービスを行っており、期限が迫るごとにその期間が延長され続けている。つまり実質的には土・日・祝日も回数券が使用可能に改められたとみて差し支えないだろう。
また利用時間無制限の岩盤浴もある。こちらはまず1階にある岩盤浴の受付で館内着を受けとった後、2階の脱衣場へ移動してから着替え、再び1階へ下りるというちょっと手間な移動が必要になる。また岩盤浴室内には冷水器の備え付けはなく、いったん出てしまうと再入場はできないため、自動販売機用の小銭を持って行くか、ペットボトルに入った飲み物を持参したほうがよい。中には自由に使える小型の冷蔵庫が備え付けられている。
なお温泉水の持ち帰り用販売も行っている。
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