ちょっと気にかかるのが今日の天気。これから鳩間島へ渡るのだが、どうも天気が思わしくない。今日乗る予定の鳩間島行きの郵便船は本当に小さな船であり、果たして無事に出るものかどうか。まさかの場合に備えて夕方にある安栄観光の高速船が無事に出るかどうか乗り場まで確かめに行ったが、この雲行きでは出るかどうかは怪しそうだとのこと。
とりあえず宿へ戻って相談をすると、一度船を運航する人のところへ電話して確認してみればと言われて電話番号を教えていただき、早速連絡する。とりあえず10時半から11時の間に出る予定なので、港のほうで待っていてくれとのことであり、とりあえず一安心。
そうこうしているうちに雨足が早まり、また不安になってくる。実際にその郵便船に乗ったことのある人によるとかなり揺れるらしく、今日のような天候の時には荷物までずぶ濡れになることもあるらしい。とりあえず宿でゴミ袋を数枚いただいて荷物にかぶせ、さらに1枚はレインコート代わりに使えるように穴を開けておく。
チェックアウトを済ませて乗り場へと向かう。乗り場となる港は高速船乗り場とは離れた場所であり、ちょうど波止場食堂の裏側にある漁港のようなところである。とは言っても何の目印もない。しばらく待っているとやはり郵便船に乗るらしい親子連れもやってくる。これまで何度もこの郵便船を利用したことがあるそうで、目の前に泊まっている船で行くはずだとのこと。とりあえず一安心。
でも10時30分になっても船を操縦する人らしき姿は見えない。40分・50分、ようやく11時ちょうどになって郵便物を積んだワンボックスカーが到着する。荷物を積み込み準備完了。とりあえず出発前に宿へと電話をする。
幸いにも船はほとんど揺れる様子もない。雨も止んでいる。程なく10分少々で鳩間へと到着。運賃の1000円を支払って船を降りる。ところが迎えを頼んであったはずの宿の人が見当たらない。仕方なく自分ひとりで宿へと向かう。
宿へと到着。御主人に迎えのものと港で会わなかったと尋ねられたので、他の宿の迎えの人しか見当たらなかったと答える。どこですれ違ったのだろう。とりあえずお昼時ということもあり、昼ご飯をいただく。つい最近まで外食するところが無かったこの島では3食付の宿がほとんどである。そうこうしているうちにヘルパーの女性が帰ってくる。なんとすっかり出迎えのことを忘れていたらしい。
昼食を終えて散歩に出かける。昨年夏にこの島を舞台とした「瑠璃の島」というドラマが放送され、低視聴率ながら観光産業には大きな貢献があったようで、島の宿も増え、外食できるところもでき、レンタサイクルも始まっている。
かつては八重山観光フェリーの貨客船が週3便だけ就航しており、直行便でも2時間もかかったのだが、2003年の3月に安栄観光の高速貨客船「ぱいかじ」が就航して所要時間を3分の2の1時間20分に短縮し、先述の貨客船と合わせて週6便へと島への便を改善、さらにこの4月からは安栄観光の高速船が1日2便寄港するようになった。とは言ってもあいかわらずのんびりとしたものではあるが。また近々石垣島ドリーム観光という新しい会社の貨客船も週数便就航予定である。
左から鳩間小中学校・学校前の砂浜・「瑠璃の島」の撮影も行われた民宿まるだい
島の簡易郵便局にてお金を引き出す。ATMはなく、窓口のみでの引き出しとなる。という訳で、ATMと違って提携金融機関のキャッシュカードなどでは現金を引き出すことはできないと思われる。ちなみに郵便貯金のカードで現金を引き出すときでも書類に記入したうえで、さらに身分証明書の提示を要求されるので、御注意を。ちなみに風景印も用意されていない。
再び港へ向かうと安栄観光の高速貨客船「ぱいかじ」が入港している。すっかりこの船の存在を忘れていた。この船に乗れば郵便船よりも安く、しかもあまり揺れずに鳩間まで来ることができたのである。残念。
宿に戻って庭で一休み。そのうちにみんなも戻ってくる。やがて夕食の時間となる。島で獲れた魚の刺身に添えられたのはわさびの代わりに島とうがらしをたらしてシークワーサーを加えた醤油。これがピリッとして意外と刺身に合う。
食後は庭へ移り宴会。たわいもない話が延々と続く。やがて夜も更けてきてお開きに。





