辺りには人家が1つもなく、水道関係らしき設備があるだけで、人の気配すら全くないところである。ふだんなら登山客ぐらいしか乗降客はない。
ところがさすがに廃止間近とあってここ最近は人が多い。私が訪れた日も上の写真のような状況であった。
駅名標もかなり朽ち果てたような風体であり、それが一層侘しさをかきたてている。この日は新開地駅からの電車に乗り、40分後にやってくる新開地行の電車で引き返した。本当に辺りは何もない。
かつては鈴蘭台止まりの普通列車はすべて停車し、15分に1本は停車していたような気もするのだが、今では上のような有様である。形式的に停車しているだけに過ぎない。
最後まで切符の自動販売機や自動改札などのスルッとKANSAI対応用の設備が置かれることもなかったため、この駅で乗車する乗客は車掌から上の写真のような乗車証明書を手渡され、降車駅で清算することになる。もちろんこの駅で降りる場合にはスルッとKANSAiのカードは使えない。うっかり間違ってカードを使って乗車してきた場合には車掌には現金で運賃を払い、そして車掌から乗車取り消しの証明書をもらって、最寄り駅でカードを取り消すという非常にややこしい手順をとることになる。
新開地駅には上のような張り紙がされており、菊水山駅の終わりの日が近づいていることがひしひしと感じられる。思えば神戸の中心街からわずか10数分のところにこんな秘境のような場所が残っていたのは不思議でならない。






神戸電鉄や、山陽電鉄には、オヤッと思う駅がありますね。都会なのか、田舎なのか。
でも、運賃は高いですが、大手より好きです。