この空港ができるまでアクセスとなる名鉄は新名古屋や新岐阜といったように駅名に「新」が入った駅名が多かったのだが、開港にあわせすべて「名鉄××」という駅名に変更された。新しくなった常滑駅を過ぎると新線区間に入り、やがて空港に到着する。 関空のような高い橋を通って入るわけではないので、橋の上からの眺めはあまり楽しめない
いざ空港に着いてみるとまだ混雑してはいるが、入場制限をするほどではない。駅からは3階の出発階直接へ向かう上りと2階の到着階へ向かう下りのスロープに分かれ、関空以上に発着客の分離が徹底している。しかも駅から空港ターミナルまでの距離が短い。

空港の搭乗口は中心からT字型に配置され、真ん中からまっすぐ伸びるほうは見学や見送りの客が自由に入れるようになっている。
その真下には右側に国内線の搭乗口、左側に国際線の搭乗口が並び、その間は一般客が自由に入れる空間になっており、テーブルや椅子が多数配置されている。この日もここで弁当を開く親子連れの姿が目立つ。



ターミナル内には明らかに搭乗客以外を意識したお店が立ち並び、どの店も人だかりができている。空港と提携したカード会社が新規会員を募集しているのだが、そのカードは空港へ来るごとにポイントが加算されるようになっている。これも搭乗客以外を大きく意識しているからであろう。
さてこの空港の大きな特徴として飛行機を見ながら入れる浴場が設けられていることがある。開港当時は入場制限までされていたそうだが、さすがにいまはそこまで混んではいない。大人900円。


さて来るときの名鉄の車両は在来型のものであったが、帰りの車両は開港に合わせて作成された車両である。特別料金不要の車両でも乗り心地はよい。同じ空港アクセス鉄道である南海・京成やJRにも見習ってほしいものである。