会場となったのは地下鉄谷町線都島駅前にある南インドレストラン「ティラガ」。関西では珍しい南インド料理の専門店である。ということで、このインド鍋なるものも南インドの家庭料理の一種らしい。最初「インドで鍋???」と思ったのだが、とりあえず店の人の説明ではそういうことらしい。要は美味しければ何でもいいのである。(もっとも、後日南インド出身の知人にこの話をしたところ、そんな鍋聞いたことがないとの答えが返ってきたが)
今回の鍋は鳥とカニの二種類。当然どちらもマサラ色である。カニ鍋のほうはカニを丸ごとミキサーで潰して入れてあり、非常にさらっとした仕上がりになっている。でもその中にはほんのりとカニの風味が漂い、日本人が一番美味しいと思える味覚を刺激するように仕上がっている。これだけでご飯が何杯も食べられそうな味付けである。鳥のほうはつみれらしきものが中に入っており、これもまた美味しい。
一口食べるごとにどんどんと体が温まっていき、汗がじわじわと噴出してくる。たくさん作っているからどんどんおかわりしろと勧められ、お言葉に甘えて何倍もいただく。そして最後にはご飯をいただき、鍋へ入れて食す。カニのエキスがしみこんだご飯の味は言葉では語りつくしようがない。
みんなこれ以上は食べ切れないといった表情で店を後にする。