愛知から静岡西部にかけては工場が多く、そこへ多数の日系人が南米から集まっている。ここ大須にもこのような南米日系人向けのお店がちらほらと目立つ。店先からはたっぷりのハーブとともに丸焼きにされている鶏の香りが一面に広がる。その香りに釣られてか、いつもお客で一杯である。
もちろん大須には昔ながらの一面もある。

これは大須演芸場の看板である。ちょっと怪しいその雰囲気がうれしい。これだけたくさんの芸人さんたちを生で見ることができて、御代はたったの1500円。これこそ良質な「価格破壊」であろう。
そのほかにも尾張・三河人のソウルフードである「スガキヤ」・「要らん物はコメ兵へ売ろう」のCMで中部一円にはおなじみの「コメ兵」など一度は入ってみたいお店も多い。一番驚いたのはお好み焼きの値段。250円ぐらいで売っているお店が非常に多いのである。昔ながらの一線洋食を連想させるその値段。これまたうれしい。