
道頓堀を御堂筋から西へ入ったところの南側にあるビルの2階にあるこのインド料理店はそのオーナーであるクンナ・ダッシュ氏の強烈な個性で多くの客を引き寄せている。自らが広告塔となり、数多くの番組や雑誌などに出演し続け、広告費もなしに自分の店の宣伝効果を追求するその経営手腕は見事なものである。「おまえなんかもうクンナ」や「インドのことはもういんど」「チャイを飲んでくだチャイ」など本当にくだらないどうでもいい駄洒落を連発しながらみんなを煙に巻いてしまい、二言目には「問題ない」といってその場をまとめてしまう才能はさすがのものである。

店の中にはそんなクンナ氏の本当にどうでもいい「ナマ駄洒落」を一度聞いてみたいという「奇特な」お客さんが次々とやってくる。でも何度も店に足を運んでいるうちに「もうやめてクンナい?」という気持ちにもなる(笑)
そんなクンナ氏も「魔法のレストラン」や「おはよう朝日」のような関西ローカルの番組から「アッコにおまかせ」のような全国放送の番組まで日夜忙しいのだが、先日はついに「笑っていいとも」に「インドのマツケン」と名乗り、松平健のそっくりさんとして出演したのである。さすがにこれにはわれわれもひっくり返った。
店では定期的にイベントも催され、夜通しインド映画やインド音楽の上映会が開かれたりもする。そのようにさまざまなインドの文化と触れ合えるような機会を店のほうは提供してくれている。
そんなインド・オリッサ州プリー生まれの「ナマ駄洒落シャワー」を浴びたい方はぜひどうぞ。