セレンゲティ2日目はアフリカ晴れで始まる。キャンプサイトのトイレは使いにくいので、公園入口まで我慢。
公園内に入ると早速道を横切るアフリカゾウの群れ。全く人間を恐れる様子もない。再び車を走らせると、ドライバーが「今右の茂みの中にライオンがいたけど、見えた?」と言って車をバックさせる。3人とも見えていなかったのだが、たしかに茂みの中にはメスのライオンが1頭。さすがにベテランのドライバーはすばらしい眼力をしている。
たくさんの車が集まっているところがあったので、われわれも駆けつけると、なんと木の下で交尾をしているライオンのカップル。ちょうど交尾の場面に出会うのはなかなか珍しいことらしい。
またまた車の集団を見つけると、こちらは若いオスのライオンの兄弟、その次は1頭のライオンのオスが従えるハーレム、その次は岩山の上に隠れる数頭のメスのライオン、その次は・・・・・・申し訳ありませんが、ライオンはもう十分です、と思わず言ってしまうぐらいここセレンゲティでは簡単にライオンを見ることができる。
またこの時期はヌーやシマウマが南から北へ向かって大移動する時期にあたり、何万頭もの群れが一列になって移動するのを見ることができる。
そろそろキャンプへ戻ろうとしたところ、またドライバーがメスのライオンを発見。動く様子もないのでそのまま行こうとしたところ、そのライオンがヌーやシマウマの列のほうへ動き出す。あわててわれわれもその場に停車。必死になってライオンの姿を追いかけるが、そのうち茂みに隠れてしまい、姿を追うのを断念。ところがしばらくしてヌーやシマウマの行列が突然途切れ、後ろの列があわてて引き返し始める。どうやらライオンの姿を見つけたらしい。前の集団と後ろの集団は互いに呼び合うが、後ろの集団はそれ以上動こうとはしない。残念ながらライオンが狩をする姿を見ることはできなかったが、それなりに迫力のある場面ではあった。
みんな満足してキャンプサイトへと戻る。今夜もシャワーはなし。