さて、空港へ着いて早速カウンターへ向かうとそこにはこんな表示が。「当便は予約数が座席数を上回ることが予想されており、次の便への振り替えにご協力いただいた方には10000円差し上げます」の表示が。躊躇することなくチェックインの際に振り替えへの協力を申し出て、ゲート前で搭乗の時間を待つ。次の便までは4時間程度のため、空港のラウンジで待てば十分と判断したためである。
ところが搭乗開始時間近くになって「お客様のご協力により、すべてのお客様にご搭乗いただくことができるようになりました」とのアナウンスが。がっくりしながら機内へと向かう。
飛行機は那覇空港へと到着する。そのままゆいレールの乗り場へと向かい、一路市内へと移動する。さすがに8月だけあって本土とは比べ物にならないぐらい日差しが眩しい。さてこのゆいレール、駅ごとにその駅にちなんだ着メロが決められていて、車内アナウンスのたびにその着メロが流されている。
宿の最寄り駅で下車し、一路宿へと向かい荷物を預け、早速表へ向かう。まず最初に向かったのは牧志公設市場の付近である。私はどの街を訪れた場合にも市場とスーパーへは必ず立ち寄るようにしている。それはこういったところが一番その街の雰囲気をよく表しているからである。それにしてもこのあたりもかなり様子が変わった。年末に訪れた際に行きつけの食堂が営業していないのを見てちょっと心配していたのだが、その食堂が跡形もなく取り壊され、新しい建物が建てられようとしている。やはり廃業していたのである。テーブルと座敷のある居心地のよい典型的な沖縄の大衆食堂だったのだが、まことに残念である。
そのほかにもこのあたりにはお惣菜屋やてんぷら屋など生活に欠かせないお店が立ち並んでいる。このあたりで適当なものを買い込んでお昼にするのも悪くないであろう。それとは対照的に、最近牧志公設市場内のお店の評判があまりよくないようである。観光客が押し寄せすぎたためか、ふっかけたり買った魚などを他のものとすり替えたりするなどという話も耳にする。ここは雰囲気を楽しむだけにとどめて、実際の買い物は他の場所でしたほうが無難なようである。
さて夕食時となってバスへと乗り込む。ここから行きつけのすし屋へと向かうためである。国際通りから国道58号線を北へ向かうバスに乗り、安謝橋にて下車。ここから西にある那覇新港の方へ500mほど歩くとそのすし屋はある。名前は「南風(ぱいかじ)」。ここのご主人は八重山のご出身であり、ちなみに妹さんのご主人は石垣出身の唄者・大工哲弘氏である。私の記憶に間違いがなければ、このご主人自身も石垣で毎年9月に開かれるトゥバラーマ大会の優勝した実力の持ち主である。
毎日18時に開店で定休日は月曜日。電話は098-867-4686。上にぎりが150円で、特上は1600円。特上の場合、にぎりが10貫で手巻きが1本。おそらく小食な女性だと食べきれないほどの量である。これに魚のあらで作ったお味噌汁が添えられ、こちらはおかわり自由になっている。

すし以外にも各種の魚を使った定食類がそろっており、また日替わりのお薦め品も多数ある。今日は石垣牛のあぶり焼きなどが日替わりメニューに登場している。
夜も10時をまわった頃になって行きつけの民謡酒場へと向かう。大城美佐子さんのお店・島思いである。ゆいレールの旭橋駅で下車、駅東側の西武門(にしんじょう)病院横の道を北へ向かい、一筋目の南西角のビルの地下1階にお店はある。電話は098-866-0234。一応1回目のステージは21時からということになっているようだが、何せここは沖縄、夜は遅い。ということで実際に盛り上がるのは早くても10時以降なのである。
ステージに向かって右には10数名が座れるカウンター、左側にはテーブルがあり、団体・個人客共に気軽に入れるような配置になっている。またカウンターの中に入っているのはほとんど女性ばかりということその暖かい雰囲気ゆえか、女性の一人客も多い。
ここへ来るたびに毎回思うのだが、沖縄には芸達者な人たちが無数にいる。お客さんがステージに出てくることもしばしばなのだが、歌・三線・太鼓・踊りとどれをとってもプロ顔負けの人たちが実に多い。それだけ沖縄では一般の人たちも様々な芸能に触れているということなのであろう。
結局この日は3時の閉店まで付き合うことになる。
そういや、13日(僕もこの日に八重山入り)は那覇行きは振り替え(10,000円もしくは7000マイルだっかたな!?)の看板があちこちに立ってました。
paipatiromaさんが言ってた通り、おいしそうな寿司ですね!!ネタが大きい!
大工さん繋がりってのもあるんですね。
島思い、行ってみたいです。
那覇に寄る際には是非行きます。