やがて船が平良港を出港し、多良間島沖を通過して八重山諸島へとたどり着く。



左から石垣島・西表島・竹富島
ほぼ定刻どおりに石垣港へと到着。いつもならそのまま離島桟橋へと向かい高速船へ乗り込むのだが、今回はこのまま石垣へ泊まる。久しぶりに石垣の民謡酒場へ行くためである。
石垣港近くのゲストハウスへと到着。建物も比較的新しく、手入れも行き届いているようである。洗濯機や自転車も無料となかなかのものである。唯一の難点がその立地である。離島桟橋や島の中心である730交差点からちょっと離れているのである。
早速自転車を借りてサンエー・マックスバリューなどの大型スーパーを回る。スーパーや市場が一番その土地の雰囲気を表しているような気がするからである。実はマリンブーツがないかと探しに行ったのだが、残念ながら見当たらない。メイクマンのようなDIYの店も見たが、ここでも適当なものが見つからない。とりあえずあきらめることにする。
お昼はマックスバリュー新川店からさらに北西へ行ったところにある「あんまー食堂」へ。ここは並里鮮魚店直営のお店で、様々な魚を使った料理を手ごろな値段で食べることができる。

おまけになんと昼間は刺身が食べ放題なのである。この日たのんだのはイカスミ汁。


食べたあとは口の中が大変になるうえ、翌朝はトイレの中が大変なことになるのである。どう大変になるのかはご想像にお任せする。
このあと一足先に島へ入る仲間に泡盛を託し、再び街中へ。あやぱにモール入り口近くの「ゆうくぬみ」で一休み。ここはそばも安くて美味しいが、沖縄風氷ぜんざいも美味しい。非常に氷のきめが細かいのである。今回はコーヒーぜんざいをたのむ。コーヒーのほろ苦さと豆の甘さが溶け合った大人の味わいである。

夜はいよいよ美崎町にある民謡酒場「芭蕉布」へ。鳩間一家の経営するこのお店は一見敷居が高そうに見えるのだが、実はチャージなし、何でも1杯1000円の明朗会計。家族連れでの来店も多い。9時からの1部は観光客が多いようだが、2部の始まる頃にはほとんど地元のお客さんだけになる。本当の民謡酒場の雰囲気をじっくりと楽しみたいのなら2部の頃に行ったほうがよい。もっとも昨年行ったときには、1部が終わったあとにお父さんが外へ行ってしまったまま帰ってこず、結局2部はなかったなんてこともある。
結局1時の閉店時間になってようやく帰る。しかも自転車で。