


1時間以上も前に波照間空港へ到着。他にも島への帰省から戻る人たちなどで一杯である。とはいっても客席はたった9人なので、しょせんその見送りの人たちを入れてもしれてはいる。

受付には島でいちばん大きな宿のおじいがいる。搭乗手続きする際に体重を計られる。その体重に基づき、重さのバランスを取って席を決めるためである。最初渡された搭乗券は3B。ところがその後で受付へ呼ばれ、座席の変更を告げられる。なんとその座席は1B。つまり操縦席横の副操縦席である。ふだんこの席は乗客を乗せないのだが、満席のときだけは客を座らせる。ただし体重の軽い女性客が選ばれるとの噂もあるのだが、なぜか私が選ばれてしまった。とりあえずこんなうれしいことはない。

搭乗時刻が近づき、駐在さんも空港にやってくる。不審者のチェックや手荷物検査に立ち会うためである。そうこうしているうちにいよいよ搭乗が始まる。



飛行機に乗る前に写真を撮っているとさっさと乗ってくれといわれ、やむなく副操縦席に乗り込む。管制官から離陸許可を得た後、機長からこの後写真は自由に撮っていいと言われる。当然デジタルカメラ類は一切使用禁止と思っていただけにこれはうれしい誤算。機器飛行ではなく有視界飛行のため計器類には支障がないからであろう。






波照間島




新城島



黒島と西表島そして飛行計器



小浜島



石垣島




石垣空港