今回は神戸市灘区にある天然温泉 銭湯・六甲おとめ塚温泉のご紹介。
阪神なら石屋川駅から北西のほうへ歩いて約5分、JRの六甲道駅からなら南東のほうへ歩いて7-8分ほど歩いた住宅街の中にこの温泉はある。国道2号線の徳井交差点から北へ歩き、1つめの信号を東へ行くのがいちばんわかりやすいであろう。


入り口を入ると、たいていおばあさんがお客さん一人一人に対して挨拶をされている。実はこの方は先代さんだそうで、昔からこのお風呂を守ってこられたらしい。
ここは奇数日と偶数日で男性浴室と女性浴室が入れ替わる。偶数日は男性側が岩風呂の露天風呂や電気風呂・塩サウナのある益荒男の湯、奇数日は女性普通のサウナやタイル張りの露天風呂がある神楽の湯となり、女性はこの反対になる。益荒男の湯のほうが開放感があり、個人的にはこちらのほうがお薦めである。
浴室の構造は少々複雑で、どちらの浴室も2階に白湯を使ったジェットバスなどの浴槽、3階に温泉浴槽や露天風呂・サウナなどがある。温泉は加温・加水・消毒・循環なしの掛け流しであり、いたるところに掛け流しではなく「垂れ流し」の表示が出されている。それだけ泉質に自信とこだわりがあるのであろう。
温泉はこの地域の他の温泉と同じくうっすらと黄緑色、鉄分臭と炭酸ガスの発泡がある。特に炭酸ガスの量は同地域のどの温泉よりも多いように感じられる。しかもここだけは加温なしで入れる温度であり、本当に泉質には恵まれている。そのうえお湯は上と下の両方から注がれており、常に浴槽全体に満遍なく新しいお湯が行きわたるように工夫されている。寒い時期なら1時間でも2時間でもじっと入っていられる心地よさである。
ただ少々残念なのはサウナの料金が入浴料と同じ380円に設定してあり、他の銭湯よりはかなり高い。この値段設定の場合、多くのスーパー銭湯よりも高いことになる。
風呂を上がって受付を出ると軽食コーナーがあるのだが、うどんや焼きそばなどかなり本格的なメニューがそろっており、利用者も多い。
なおここから歩いて数分のところには ...Wife is Boss という土日限定でインドと台湾の家庭料理を出すお店もあり、あまり他のお店ではない料理がそろっている。というのもインド人のご主人と台湾人の奥さんがやっておられるお店であり、しかもご主人はヒンドゥー教徒ではなくクリスチャン。というわけで、家庭では牛肉の料理も出されていたわけであり、お店でも牛肉を使った料理が出される。なお以前にわれわれがこのお店a>でやったパーティーの記事がここ(神戸市灘区・インド料理と台湾料理のお店 ....wife is boss)に出ているので、もしよろしければそちらもどうぞ。
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